まさにXマスの奇跡! 半世紀前に出版拒否された児童書を孫が製本してベストセラーに
米メリーランド州ボルチモアに住む女性バーバラ・リエコさんは、1972年に「More!More!More!(もっと!もっと!もっと!)」というタイトルの児童書を書いた。作家志望で、自分の夢と願望をすべて込めた作品だったが、持ち込んだすべての出版社から却下され、バーバラさんは作家になる夢を諦めた。
そして約半世紀が過ぎた今年のクリスマス。孫で、ニューヨークでデザインと製作の専門家であるチャド・クーパーさんがバーバラさんのもとにやってきた。バーバラさんは、プレゼントを渡され、包装を開いて自分の目を疑った。
そこには美しく製本された「More!More!More!」があったのだ(写真1)。
チャドさんは前回、バーバラさんの家に遊びに来た時、児童書の原稿とイラストの原画をひそかに持ち出し、製本したのだ。