岸田首相またピンボケ炸裂!自民党大会でブチ上げ「政治刷新車座対話」の今さらと“やってる感”

公開日: 更新日:

 裏金事件や青年局のハレンチ会合で大揺れの中、17日都内で開かれた自民党大会は、まったく締まらなかった。

 恒例の食事会もなく、前日に行われた全国幹事長会議や全国政調会長会議を含め、地方組織から出てくるのは厳しい意見ばかり。結束を確認するはずの党大会が執行部突き上げの場になって、岸田首相の求心力低下が際立っただけだった。

 総裁として挨拶に立った岸田首相の演説も、「派閥の政治資金に関わる問題で国民から多くの疑念を招き、深刻な政治不信を引き起こす結果となっている。党総裁として、国民に心からおわびを申し上げる」と謝罪の言葉から始まった。

 その上で「私自身が先頭に立って、党改革、政治改革を断行することを改めて約束する」と言い、「政治刷新車座対話」(仮称)をスタートさせると表明した。

 岸田首相や党幹部が全国を回り、地方組織から意見を聞くのだという。政治の信頼回復のために打ち出す対策が車座対話とは、あまりに能天気というか、ピントがズレているのではないか。党員の声を聞いて回るより、国会で全国民に説明するべきだ。

「いま国民が求めているのは総理の全国行脚ではないでしょう。全国を回るヒマがあるなら、裏金事件の実態解明や再発防止策を進めて欲しい。何より、まずは裏金議員の処分でケジメをつけることが政治刷新への第一歩です。それに、不人気の岸田首相が地方に来たところで、逆効果にしかなりませんよ」(党大会に出席した地方議員)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース