米テキサス州の海岸にナゾの物体が漂着…正体は「ある海洋生物」の生態研究用の人形だった

公開日: 更新日:

 これはいったい何なんだ?……メキシコ湾に面した米テキサス州ガルベストンとフリーポートのビーチで奇妙なオレンジ色の物体(写真)が見つかり、SNSなどでウワサになった。

 大きさが異なる直方体の木製の箱を2つ、くっつけたもので、「発見したら連絡をください」というメッセージと電話番号が記されたメモが張られていた。

 連絡先は「米海洋大気庁(NOAA)」だった。「メキシコ湾ウミガメ研究センター(GCSTR)」が5月5日、インスタグラムに物体の写真を投稿し、事情をこう説明した。

 米海岸には毎年、死んだり、意識不明になったウミガメが漂着しており、その原因究明とウミガメの保護の方法を研究している。その一環として「気象パターンと海流がウミガメの漂着に毎年どのように影響しているか」を調査するために、NOAA水産課の科学者と共同で、ルイジアナ州シャンデラー島沖で80体の「ウミガメ人形」を流したのだという。

 人形はグリーン、オレンジ、ピンク、イエローの4色で、GPSが装着されている。現在、半数以上がテキサス州の海岸に向かって流されていて、すでに4体の漂着が報告されているそうだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…