24年前に捨てられた赤ん坊がインディアナ州の警官に 自分を発見した元警官と同じ職場で感動の再会
クリスマスも近い2000年12月22日、米インディアナ州のサウスベンド市警に勤務していたジーン・エイスターさんは、「赤ん坊の泣き声が聞こえる」という通報を受けて、現場の集合住宅に駆けつけた。
そこには生後2日の赤ん坊が、毛布とフランネルのシャツに包まれ、箱に入った状態で捨てられていた。その後の捜査で母親が見つかり、虐待(ネグレクト)の罪で起訴された。赤ん坊は、別の家庭に養子として引き取られ、新たな人生を歩み出した。
ジーンさんは遺棄されていた赤ん坊のことを時々思い出すことはあったものの、その後、どう成長したかは知らないまま、2009年、警察を引退した。
そして今年3月、同市警で一緒に働いていた後輩のジョッシュ・モーガンさんから電話がかかってきた。
「ねえ、ジーン。20年以上前に集合住宅で赤ん坊が捨てられてた事件、覚えてます?」
「もちろんさ」と答えると、ジョッシュさんは驚くべきことを口にした。
「あの時の赤ん坊が今ここにいるんです。俺の部下になってます」