小池都知事の「東京大改革」は権力闘争に過ぎなかった…掲げた“情報公開”は今や見る影なし
小池が就任当初に掲げた「都民が決める。都民と進める」「情報公開は東京大改革の一丁目一番地」「古い議会を新しく」など数々のスローガンは掛け声倒れ。今や見る影もない。
「当初は都庁官僚と都議会のドンだけで都の政策を決める、都民置き去りの『ドン政治』からの脱却を訴えながら、結局はドンの権力が小池さんにスライドしただけです。ドン打倒の武器に『情報公開』を掲げたのですが、自らがドンになるとそれが邪魔になる。小池さんの『東京大改革』は単なる権力闘争に過ぎなかったのです。都ファも小池さんにくっついているのみ。苦言を呈するどころか、対等に話せる人すら存在しません」
小池の卒業を裏づける「カイロ大声明」の文案を作成した元ジャーナリストのA氏が、名を明かし、話をする機会はあるのか。小島氏は先月17日の会見で「結論はイエスだ」と答えていた。
「Aさんとは密にコンタクトを取っています。ただ、公選法違反(虚偽事項公表罪)で小池さんを刑事告発する場合、検察に受理して捜査してもらうには、Aさんの素性を含め全てをオープンにすべきかを考えなくてはいけません。洗いざらいを打ち明けると、捜査に支障を来すこともあり得ます。いずれにせよ、Aさんが表に出るのは告発の後になるでしょう」