(62)「レンジグリルパン」なら単機能レンジが万能調理器具に変身!
40度に迫る暑さが続くと、室内が暑くなるガス調理はできれば避けたい。そのような時はどうするか。「調理家電」の出番です。
今回は誰でも持っている単機能レンジで料理ができてしまう、「レンジグリルパン」を紹介しましょう。
電子レンジは、電磁波で食材内の水分に働きかけます。電磁波が持つエネルギーで水分子を振動させるのです。振動=熱なので、水がだんだん熱くなる。電子レンジがもっとも得意な「温め」はこうして行われます。
電磁波を使うため問題もあります。アルミホイルなど金属を入れると、火花が散り、場合によっては食材を燃やしてしまいます。が、鍋やフライパンは金属。電子レンジでは使えません。
このため、温めや下ごしらえは電子レンジ。料理はオーブンですみ分けた、オーブンレンジが誕生しました。
ですが、単機能レンジは温め専用にだけ使うのは、もはや過去の話。令和の今は「レンジパン」があります。
グリルとは元々は「焼き網」の意味ですが、今では焼き網の跡が付く焼き方を「グリル」と呼んでいます。パンは、フライパンのパンと同意。「浅い鍋」のことです。つまり、レンジグリルパンとは、電子レンジで使える焼き網の跡を付けるように焼くことができる浅鍋なのです。