薬局の前で倒れて九死に一生! アナフィラキシーから奇跡的に生還した米国人女性とスタッフの好判断
米バージニア州に住む女性がアナフィラキシー(重度のアレルギー反応)を起こしたが、何とか薬局にたどり着き、スタッフらの適切な対応で奇跡的に命を取り留めた。
九死に一生を得たのは、同州フェアファックス郡クリフトンに住むブルック・フルハムさん(写真右)。11月18日、同郡バークにある大手薬局チェーンCVSで息子の処方箋を受け取った後、車に乗った時、アナフィラキシーの症状を感じ始めた。
車のサンバイザー(日よけ)の鏡に映った自分の顔が「完全に腫れ上がり、目がほとんど閉じている」ことに気がついた時には、もう手遅れになりかけていた。
「息もできなかった」というブルックさん。車内においてあったエピペン(アナフィラキシーを緊急に治療するための自己注射器)をつかんで、よろめきながらCVSに戻り、店内で倒れた。そして駆け寄ったスタッフにエピペンを渡し、意識を失った。
CVSのマネジャーとスタッフ2人がブルックさんにエピペンを打ち、緊急通報を行って救急車を呼んだ。ブルックさんは病院に搬送され、その日の午後3時には退院できた。