英4歳児が裁判所判断で生命維持装置を外されたが…奇跡の自力回復に判事も「驚くべきこと」

公開日: 更新日:

 英高等裁判所は今年1月、4歳の男児の生命維持装置のスイッチを切る判断を下した。ところがすぐに死亡すると見られていた男児は、なんと自力呼吸を始めるなどして回復! まだ健康に問題があるものの、先日、退院して自宅に戻ったという。

 個人情報保護の観点から裁判記録で「N・R」と呼ばれた男児は、生まれながら脳に重度の異常があり、健康状態が悪化して生命維持装置でかろうじて命をつないでいた。

 装置を外すという裁判所の決定は、「現在の医療技術ではNちゃんを治療する方法はなく、装置を外すことが本人と両親にとって最善だ」とする医師の見解を受けて下された。

 判断を下したプール判事はこの“奇跡”に関してこう語った。

「Nちゃんが抱える状況や、彼の両親が経験している感情的な苦悩を軽視するつもりはありませんが、Nちゃんが予想を覆し、継続的な生命維持装置の使用を必要としなくなり、両親の愛情あふれるケアのもと、自宅に戻れるようになったことは驚くべきことだと思います」

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ