タレント松本明子の長男は「ジャパネット」に…有名人子息の就活に親の知名度は影響するのか?

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 有名人子息が一般企業の選考にエントリーした際、採用に親が影響するのか。人事ジャーナリストの溝上憲文氏はこう話す。

「採用の際、親の調査は禁止されているため、親が影響することは原則的にないとみていいでしょう。仮に親が犯罪者であっても、本人と関係がないという前提で選考していきます」

 ただし、一部例外があるとのこと。

「高卒採用や一般職の場合、口利きがあるケースはいまだに少なくありません。総合職でも有力取引先の幹部から打診された場合、とりあえず書類選考はパスして筆記や面接以降は実力で判断し、想定する能力と乖離(かいり)せず、よほど問題がない限り採用に至ることが多い。老舗企業の創業家の子息がメガバンクや大手商社で数年働いてから、家業に就くというパターンがそれです」(溝上氏)

 今どきは能力自体をシビアに見られている。

「コンピテンシー評価といって、社内で優秀な人の行動特性を基準とした評価制度で資質を見極めていきますが、そもそもノースキルの学生を選抜していくのは難しいものがあります。大手の場合、面接の前にエントリーシート、適性検査、筆記試験で足切りするため、自然と東大、京大を頂点とした高学歴の学生が残っていきます」(溝上氏)

 採用で効果を発揮した親の知名度も、サラリーマン人生でいつまでも通用するものでないのは確かだろう。

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