(77)日本でスマホは“必要家電”なのに…バッテリーとOSが海外頼みという脆弱さ
通信費は4人家族前提で1万8000円前後。個人スマホは公認された存在だ。
しかし最近、アメリカでは個人スマホの公共的な使用が厳しくなっているそうだ。そのためアメリカで赤字を解消、黒字化したメーカーもある。「ポケトーク」である。ポケトークは 世界74言語以上に対応した、名刺サイズの超小型通訳デバイスのこと。最大の特徴は、スマホのアプリではなく、独立したデバイスであることだ。移民の国であり、自由・平等を掲げるアメリカは、いろいろな場面で格差が問われる。たとえば学校。日本ならスマホ禁止でも、授業中身につけていることは許されたりする。しかしアメリカでは、原則、ロッカーに全部入れさせられ、下校まで持ち出し禁止。学校内で使うデバイスは学校が用意する。
■日本ではまったく受けず…
2017年、鳴り物入りで登場したポケトークは、スマホアプリではなく、デバイスに力を入れた。当然日本では受けなかった。登場から数年、名前を聞くことはなかったが、今アメリカで、数百、数千台単位でどんどん契約が増えているという。