著者のコラム一覧
多賀一晃生活家電.com主宰

大手メーカーで商品開発、企画を担当後に独立。「生活家電.com」主宰。

(77)日本でスマホは“必要家電”なのに…バッテリーとOSが海外頼みという脆弱さ

公開日: 更新日:

 通信費は4人家族前提で1万8000円前後。個人スマホは公認された存在だ。

 しかし最近、アメリカでは個人スマホの公共的な使用が厳しくなっているそうだ。そのためアメリカで赤字を解消、黒字化したメーカーもある。「ポケトーク」である。ポケトークは 世界74言語以上に対応した、名刺サイズの超小型通訳デバイスのこと。最大の特徴は、スマホのアプリではなく、独立したデバイスであることだ。移民の国であり、自由・平等を掲げるアメリカは、いろいろな場面で格差が問われる。たとえば学校。日本ならスマホ禁止でも、授業中身につけていることは許されたりする。しかしアメリカでは、原則、ロッカーに全部入れさせられ、下校まで持ち出し禁止。学校内で使うデバイスは学校が用意する。

■日本ではまったく受けず…

 2017年、鳴り物入りで登場したポケトークは、スマホアプリではなく、デバイスに力を入れた。当然日本では受けなかった。登場から数年、名前を聞くことはなかったが、今アメリカで、数百、数千台単位でどんどん契約が増えているという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース