【独自】著者グループは架空? ベストセラー「反ワク本」に捏造疑惑浮上…製薬会社が調査結果公表へ

公開日: 更新日:

「社内に2人の関係性を知る者がおらず、そうした内容のヒアリングに対して当該社員は『完落ち』して全て自供したそうです。これを受けて、言われっぱなしに耐えていた会社側もいよいよ出版社に対して抗議などの行動を起こすと思います」(前出の関係者)

 Meiji Seikaファルマは10月、レプリコンワクチンについて「日本人はモルモット」などと公言する立憲民主党原口一博衆院議員を名誉棄損で告訴する方針を発表。また、製品についての非科学的な主張やデマを拡散する団体などにも、法的措置を視野に警告文を送るなど毅然とした対応を見せている。

 Meiji Seikaファルマに「私たちは売りたくない」をめぐる事実関係などの確認を求めたところ、社員の個人情報や処分内容などを明かさない条件で、今回の社内調査やヒアリングでの顛末について「否定する内容ではありません」と回答。調査で判明した事実については「近く社外にも公表いたします」と答えた。

 実は「私たちは売りたくない」が売れるにつれ、ネット上では反ワクチン系の配信者らが「この社員を知っている」「確かに製薬会社の社員」などと“太鼓判”を押し、「チーム」を称しているのに「この社員は」と言われていた。出版前にもかかわらず、詳細な内容が表に漏れ出ていたことも確認されている。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に