「年収103万円の壁」見直しに自民・森山幹事長「財源示せ!」国民民主に“先制パンチ”の腹の中
「最後は榛葉と話をつければいい」
石破政権は衆院で過半数を割っているが、予算は成立すると楽観しているという。国民民主のキーマン、榛葉賀津也幹事長を押さえていることも大きいという。
他党との交渉窓口になっている榛葉氏は、もともと民主党時代に参院国対委員長をつとめた「国対族」。自民党の森山氏とはツーカーの仲だ。昨年12月も都内の中華料理屋で卓を囲んでいる。
2019年の参院選の時には、自民党が裏から“榛葉当選”を支援したとも言われている。
「榛葉さんの選挙区である参院静岡は、改選定数が2。自民と野党が議席を分け合う楽な選挙区です。ところが、2019年は、立憲民主党が候補を擁立し、三つ巴の戦いとなり、国民民主の榛葉さんは当選が危ぶまれた。その時、当時、官房長官だった菅さんが、業界団体や創価学会に“榛葉支援”を頼み込んだと言われています。恐らく、森山幹事長も『最後は榛葉と話をつければいい』と思っているはず。103万円の壁問題は、すでに自民と国民民主の間で『150万円』への引き上げで話はついている、という情報も流れている。2月下旬、突然、150万円が浮上する可能性があります」(政界関係者)
178万円への引き上げを目指すなら、国民民主の玉木代表(役職停止処分中)も「財源はここにある」と、言い返すべきではないか。
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