野田立憲が密かに悩む「内閣不信任案」の大バクチ…自爆覚悟で提出か、野党連携重視か
野党第1党なのに存在感が薄い立憲民主党。野田佳彦代表は仕事始めで「今年は間違いなく、大きく党勢を拡大できる」と強気だが、ひそかに悩んでいるのが「内閣不信任案」の提出。
立憲民主党は2018年以降、コロナ国会を除いて通常国会の会期末に内閣不信任案を提出してきた。もちろん否決されるから“年中行事”みたいなものだが、少数与党の今年は違う風景になるとみている。こんなシナリオだ。
<内閣不信任案可決→石破が衆参ダブル選挙強行→参院でも自公が過半数割れ→政権交代>
内閣不信任案は野党が結束しなければ可決しない。しかし、その前提が崩れつつある。
「国民民主は『103万円の壁』解消の予算案に賛成するだろうし、維新も学校給食無償化で予算案に乗る。予算案に賛成して不信任はあり得ないので、立憲の不信任案は成立しないのです」(関係者)
立憲内では、早くもリベラル派を中心に「不信任案を出すのは野党第1党の責任」と野田代表の背中を押す勢力もいる。