兵庫県職員新規採用「辞退率46%」の異常事態…知事のパワハラ疑惑が原因なのか?昨年は25.5%
県庁内で深まる対立と分断
大手紙の県政担当記者は、県職員の労働環境についてこう話す。
「斎藤知事が就任してから、職員の心理的な負担が増大していることは間違いありません。一連のパワハラ問題が起こってから県のイメージは悪化し、職員はネット上などで非難にさらされたり、家族に心配されてしまう人もいます。文書問題をめぐっては、県は公益通報者を保護するどころか、本人のプライバシーまで侵害している。『何かあった時、県は自分を守ってくれないんじゃないか』と、不安を抱えながら働いている職員は少なくありません」
県庁では、職員の分断が深まっているという。
「斎藤知事に肯定的な職員もいれば、そうでない人もおり、対立している。中には板挟みになってしまい、どこでどう軋轢を生んでしまうかわからずビクビクしている人も。斎藤知事の善しあしは別にしても、職員が一丸となって働けるような状況ではないようです。ましてや、新入職員にとっても、安心して働ける環境ではないでしょう」(前出の県政担当記者)
騒動が長引けば、県政への影響はますます深刻になりそうだ。
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自民党の今井絵理子議員も最近、パラハラ疑惑が報じられた。関連記事【もっと読む】で詳しく報じている。