参院政倫審“ないない尽くし”答弁に国民怒り 泉房穂氏も《「第三者調査委員会」設置を》とバッサリ
当然だろう。時事通信が8~11日に実施した3月の世論調査で、自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を巡り、岸田文雄首相(66)の対応について「評価しない」との回答が74.2%に達したことだ。
「評価する」は9.5%で1割に満たないのだから、国民の多くが依然として裏金事件に強い不信感の抱いている様子がうかがえる。
世論の怒りの火に油を注いだのが、14日に参院で初めて開かれた政治倫理審査会(政倫審)だ。出席した世耕弘成前参院幹事長(61)、西田昌司元政調会長代理(65)、橋本聖子元五輪相(59)が揃いも揃って「知らなかった」「分からなかった」を連発していたからだ。
「派閥で不記載が行われていることを一切知りませんでした。還付金の仕組みがいつ始まったか、本当に分かりません」
キックバックが行われていることを10年以上前に認識しながら、自身の事務所がカネを受け取っていたことを昨年末の報道後に知った――という驚きの説明を繰り返した世耕氏に対し、中継を見ていた視聴者からは《あり得ない。ウソをつくなら、もう少しまともなウソをつけないのか》といった声が続出。