寄らば大樹なのか…銀行傘下入りする「ロボットアドバイザー」の今後は
■三菱UFJ銀行にとってもメリットが
一方、三菱UFJ銀行にとっても、ウェルスナビを取り込むことで、ネット金融の強化を図れるメリットがある。
ウェルスナビの預かり資産は今年1月に1兆円を超え、契約する運用者数も38万人(2023年9月末)に及ぶ。
また、三菱UFJ銀行は25年中にも、ウェルスナビと共同でAIを活用して資産に関するアドバイスや最適な商品提案を行う「総合アドバイザリー・プラットフォーム(MAP)」の提供を開始する計画で、両社の資産運用ビジネスの連携はさらに進化しそうだ。
ロボアド事業では、大手の「お金のデザイン」は証券口座の管理業務をSMBC日興証券に承継したほか、「FOLIO(フォリオ)」もSBIグループの傘下入りをしている。
大手金融とロボアド事業者の合従連衡が加速しそうだ。