アクシーズ×ホクリヨウ 食品業界で鶏肉・卵にからむ大手を比較
食品の値上げが続いています。8月はパスタやチョコ製品などの価格がアップ。9月になるとアイスクリーム、冷凍食品などが値上がりするといいます。
ここ数年は物価の優等生と呼ばれていた卵の値段も上昇しました。外食の値上がりも目立っています。
今回は水産・農林業のなかで日本の食品を支える会社の社員待遇を比較してみます。鶏肉大手の「アクシーズ」と鶏卵大手の「ホクリヨウ」です。
アクシーズは1962年設立。鹿児島県に本社を置きます。養鶏業を中心とした事業展開で、ケンタッキーフライドチキンと食肉卸向けが柱。飼料製造から加工まで一貫した体制を整えています。日本ハムグループ、ニチレイフーズなどにも提供しています。
ホクリヨウは1949年設立。北海道札幌市に本社がある採卵養鶏場大手です。雛(ひな)からの一貫生産や直接販売に特徴があり北海道の豊かな自然環境と新鮮な原料へのこだわりで安全性と品質を確保。本州開拓にも力を注いでいます。
業績はどうでしょうか。売上高はアクシーズ(24年6月期単体)が221億円、ホクリヨウ(24年3月期単体)が189億円。営業利益は11億円と22億円、純利益は12億円と17億円です。