大阪・道頓堀「金龍ラーメン」の“しっぽ”撤去…立体看板制作者の口癖は「目立ってナンボ」
「ですから、あの看板は父親にとっても思い入れはあったみたいなんですが、今回の切断にあたって感傷的な気持ちはなかったみたいですね。“まぁ、切らなアカンもんは切らなアカンやろ”って。切断前に、金龍さんの社長さんから“切るだけやったら忍びないな”って相談されて、“ほな、(龍の目に)涙でもつけましょか”って大阪のノリでアイデアを出し合いました」
そして、切断したしっぽの部分は金龍らしく“金”に塗り替えられ、龍の目の下には水色の涙のオブジェが付けられることになった。
「しっぽを切ったからといって、金龍さんがなくなるわけではないですし、今回、これだけ話題になったことは金龍さんにとってもよかったかもしれません。父親の口癖は“目立ってナンボ”なんです。今後も依頼者にとって、ウチの会社が作ったことが話題になるような目立ってナンボの看板を作っていきたいですね」(健一郎氏)
これからも道頓堀は百花繚乱の看板でにぎわいそうだ。