「かに道楽」のデカい看板を“動かした”創業者の思い 全国41店舗中30店舗で
6月22日は「かにの日」。ん、ナゼこの日がかにの日なのか?
記念日に制定したのは、やっぱりかに道楽だった。担当者に聞くと「かに座の入りが6月22日であること。あいうえお順で、『か』が6番目。『に』が22番目であること」という理由らしい。
で、かに道楽で思い浮かぶのは、あの大きなかにの看板。道頓堀本店の看板は今年60周年を迎えているが、どれくらいの大きさかというと、現在の3代目は横8メートル×縦3.6メートルもある。そして全国に41店舗あるかに道楽のうち、動く看板は30店舗だそうだ。
せっかくなので動く看板を見てみたいところ。関東で見られるのは、新宿本店、新宿駅前店、西新宿五丁目店、練馬谷原店、川崎店、横浜店、千葉駅前店だという。
ここでひとつのギモンが……。なぜあのデカい看板を動かそうとしたのか?
「創業者の今津芳雄の“まず目立つには”という思いが大きかったように思います。そして、一目でかに料理店と分かるようにしたい。敗戦国ニッポンの意気を上げるために、日の丸のように白地に赤を配し、大阪を元気にしたいという思いもあったようです」(前出の担当者)