「伝串居酒屋 新時代」ファッズ 佐野直史社長(1)18歳でブラジルに渡りプロサッカー選手に
「ファッズ」(PHAD's=名古屋市)が展開している「伝串居酒屋 新時代」が直営・FCで150店舗を突破し、全国を席巻している。
出店の原動力となっているのが名物料理「伝串」(伝説の串、1本税別50円)である。鶏の端材の“鶏皮”に着目し、ファッズ創業者兼社長の佐野直史(48)が8年がかりで開発、人気商品に育てた。累計販売数は2億本を突破し、「伝串旋風」を巻き起こしている。
佐野は1975年9月生まれ。岐阜県各務原市出身。父は建設会社経営。サッカー漫画「キャプテン翼」に憧れて小学2年生の時、サッカースポーツ少年団に入団、才能を発揮した。
県立岐阜工業高等学校に進み、91、93年にインターハイ、全国高校サッカー選手権に出場した。93年にJリーグが開幕したが、当時まだ日本のレベルは低く、佐野は高校を卒業するとサッカー王国ブラジルに渡った。
「その時、協力してくれたのがカズ(三浦知良)のお父さんの納谷宣雄さん(故人)でした」