著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

AI、暗号資産、ハッカー対策…米中が猛烈強化のソフトウエア開発で日本は出遅れハッキリ

公開日: 更新日:

 日本の経済活動の要の銀行。みずほ銀行は2024年12月31日、インターネットバンキングなどにつながりにくくなる障害が起きたことを明らかにした。サーバーに大量のデータを送りつける「DDoS(ディードス)」攻撃の可能性があるという。同様の障害は26日に三菱UFJ銀行、28日にりそなホールディングス傘下の銀行でも発生した。

 一方、金融庁は12月26日、イオン銀行に対し、マネーロンダリング対策などに不備があるとして銀行法に基づく業務改善命令を出したと発表。適切な業務運営を確保するための体制を速やかに構築することなど、25年1月31日までに業務改善計画を提出することを求めた。

 ハイテク社会のインフラとなったインターネット。ハッカーなどによる攻撃やマネーロンダリング、フェイクニュースなどに対処するシステムの高機能化は最重要である。また、世界各国で、持続的な経済成長を図るには生成AI(人工知能)やビットコイン(暗号資産)などのソフトウエア開発力である。

 トランプ米次期大統領は12月5日、政権に「AI・暗号資産担当長官」を新設、デービッド・サックス氏をその職に指名し、「デービッドはAIと暗号資産において政権の政策を導くことになる。この2つの分野は、将来の米国の競争力にとって重要だ」と述べた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 5

    菊乃井・村田吉弘さんが日本食の高級化に苦言…「予約が取れない店がもてはやされるのはおかしい」

  1. 6

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

  2. 7

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  3. 8

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  4. 9

    【埼玉・八潮市道路陥没「2次被害」現場ルポ】発生2週間、水は濁り死んだ魚が…下水放流地で見た河川の異変

  5. 10

    ロッテ吉井監督が佐々木朗希、ローテ再編構想を語る「今となっては彼に思うところはないけども…」