トランプ関税で投資環境は不透明だが…日本の高配当ファンドはがんばっている
野村アセットマネジメントのNEXT FUNDSシリーズを利用して日経平均株価に連動するETFと日経平均高配当株50に連動するETFで比較してみよう。過去5年間、積み立て投資をしたと仮定すると、日経平均連動型のリターンは34.2%となる。一方で高配当株50連動型は91.6%だ。毎年1万円ずつ積み立て投資を続けたとすれば、手元資金は前者が約20万5000円であるのに対し、後者は約54万9000円。2倍以上の差が出ていることになる。
東証が上場企業に対して「企業価値の向上」や「資本効率の向上」を求めているため、今後も株主還元を強化する企業は増えるだろう。そう考えると、高配当株に絞った投資信託の好成績が続く可能性は高い。
(向山勇/ジャーナリスト)