テロ時代の幕開け「郷詩会」の国家改造が招いた血盟団事件

昭和6年8月26日、東京・青山にある日本青年館で「郷詩会」なる会合が開かれた。文学青年風の集まりに思えるが、その実態は違った。陸軍の青年将校、海軍の革新派士官、それに民間側から北一輝系、井上日召系、農本主義者の橘孝三郎ら、いわばこの期に国家改造運動を進めている人物たちの顔見せと…
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