荒木貞夫陸相は海軍の国家改造派の要人たちと通じていた
海軍内にあって国家改造運動を進めた中心人物は藤井斉少佐(昭和7年1月の上海事変で戦死。その後、少佐に昇進)であった。藤井は理論を持ち、人望もあり、国家改造の組織として王師会を結成していた。5・15事件の海軍側軍人たちは藤井を仰いでいた。その藤井は生前、のちに決行者となる古賀清志…
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