クーデター案も飛び出した 東條内閣「内輪割れの崩壊」
重臣たちは一様に東條の戦争指導政治に批判的であった。その強引さなどを嫌ったわけだが、さりとて後任として、誰がその役にふさわしいかとなると特に想定している指導者がいるわけではなかった。重臣の近衛文麿と平沼騏一郎は木戸に対して「東條を辞めさせろ」と迫っていたが、木戸はそれを天皇に取…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り848文字/全文988文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】