対露防備どころではない 混乱期に乗じたロシアの千島列島要求
ロシアが樺太と千島列島の両方に関心を持っていることが、安政に入ると次第に明らかになってきた。そこで幕府は蝦夷地の防備に次々と手を打っていった。安政2(1855)年には津軽、南部、仙台、秋田の4つの藩に、そして安政6(1859)年には会津と庄内の各藩に蝦夷地を分割して警備にあたら…
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