「対英米戦を辞せず」を盛り込むも日本の軍部は本気で戦争を考えていなかった
御前会議で決まった国策は、「第一 方針」と「第二 要領」に分かれていた。基本的な方針が定まり、それに沿っての具体的行動が「要領」との意味でもあった。この要領の第2項には「帝国は其の自存自衛上、南方要域に対する必要なる外交交渉を続行し其の他各般の施策を促進す」とあり、これがために…
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