江東区長選はカオスな展開…“小池印”元都庁職員が一歩リードで都知事絶頂、維新候補は最下位
「通常、こうした大規模予算を伴う施策は国の年末の与党税制調査会終了後に打ち出すものです。『余裕があるなら都は税収を地方に再配分しろ』と税調に睨まれかねませんからね。そのリスクを冒しても、このタイミングでブチ上げたのは、区長選を意識しているからです」(同前)
一方、JX通信社の調査で最下位に沈んでいるのが、維新候補だ。区政関係者がこう言う。
「結局、維新は東京では浸透できていないということ。それに、大阪万博の不備で評判はガタ落ちです。泡沫候補みたいな立ち位置で、今回は厳しいんじゃないですかね」
■「都民ファーストの会」をパクった?
さらに維新については、ある“珍行動”が批判を招いている。先月末の出馬会見で、都ファをパクったかのような政治団体「江東区民ファーストの会」設立を前面に押し出したのだ。さすがに、都ファ関係者から抗議を受けて取り下げたが、完全にミソをつけた格好だ。
「小池知事への“抱きつき”戦略でしょう。有権者を勘違いさせて、一定の票を奪う狙いがあったのではないか。いい加減にしてほしいですね」(都ファ関係者)
都の施策を選挙利用する小池知事と、それに抱きつく維新。どっちもどっちだ。