江東区長選はカオスな展開…“小池印”元都庁職員が一歩リードで都知事絶頂、維新候補は最下位

公開日: 更新日:

「通常、こうした大規模予算を伴う施策は国の年末の与党税制調査会終了後に打ち出すものです。『余裕があるなら都は税収を地方に再配分しろ』と税調に睨まれかねませんからね。そのリスクを冒しても、このタイミングでブチ上げたのは、区長選を意識しているからです」(同前)

 一方、JX通信社の調査で最下位に沈んでいるのが、維新候補だ。区政関係者がこう言う。

「結局、維新は東京では浸透できていないということ。それに、大阪万博の不備で評判はガタ落ちです。泡沫候補みたいな立ち位置で、今回は厳しいんじゃないですかね」

■「都民ファーストの会」をパクった?

 さらに維新については、ある“珍行動”が批判を招いている。先月末の出馬会見で、都ファをパクったかのような政治団体「江東区民ファーストの会」設立を前面に押し出したのだ。さすがに、都ファ関係者から抗議を受けて取り下げたが、完全にミソをつけた格好だ。

「小池知事への“抱きつき”戦略でしょう。有権者を勘違いさせて、一定の票を奪う狙いがあったのではないか。いい加減にしてほしいですね」(都ファ関係者)

 都の施策を選挙利用する小池知事と、それに抱きつく維新。どっちもどっちだ。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇