父を客観的に見る目 昭和の終わり頃に聞いた吉田茂の三女、麻生和子の証言

昭和の3つの時期(前期、中期、後期)を象徴する総理大臣は、前期が東條英機、中期が吉田茂、そして後期が田中角栄と私は考えた。昭和史に関心を持つ者として、この3人の評伝は書いておこうと思った。
東條を著した後に、吉田を書こうと思っていたが、その機会はなかなかなかった。しかし…
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