著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

補選トップ当選の酒井なつみさん、政治って困窮者を守るためにあるんじゃないの?

公開日: 更新日:

『働かなくても生活が保障されるという状態。これは被災地でも起こっている問題でもありますが、人はどうなると思いますか? 憲法で保障されている“健康で文化的な最低限の生活”が送れる。仕事や趣味で「自己実現」「社会貢献」したいという高次の欲求がない人、状況にある人は怠惰になります』(酒井なつみ・衆議院議員・立憲民主党

 どひゃ~、なんとも冷たい意見だよ。これは東京15区の補選、トップ当選をした酒井なつみ氏の2012年のTwitter(現X)での発言だ。

 ほかにも酒井さんは、派遣法を改正し非正規雇用を増やした竹中平蔵さんを絶賛していたり、維新が進める都構想を応援していたり。立憲で憲法改正反対派のエースであった本多平直元議員を、いわれなき誹謗から辞めさせるべきと枝野幸男議員に陳情するパフォーマンスも披露した。

 が、今回の選挙、維新を除く野党は酒井氏を応援。政治って、困窮者を守るためにあるんじゃないの? てか、酒井氏は演説でも選挙で配ったマニフェストチラシでも、弱者救済を謳っていた。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇