昭和天皇自身にしか味わうことのなかった戦争終結への焦燥感

官軍的手法や心理構造、そして賊軍的な手法について、近代史の史実を取り出して検証を続けているわけだが、太平洋戦争の開戦と敗戦の局面を見るとその両面がよく見える。さらにそのことを裏付けているのは、昭和天皇の姿勢である。昭和天皇の御代に入ってからは、近代日本は軍事が前面に出て突き進ん…
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