シーメンス事件で薩摩藩が一掃されることで英米強硬派が生まれた

結局、海軍が薩摩閥隆盛を終えたのは、皮肉なことに外国からの賄賂をめぐる事件に端を発していた。日露戦争の後に起こったシーメンス事件である。もともと海軍の近代化は、イギリスやドイツから艦船を買い入れて軍備の充実を図ってきた。日本をマーケットにしてのヨーロッパ先進国の商戦も激しかった…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,141文字/全文1,282文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】