懲りないトランプ「フェイク拡散」の大暴走!テイラー・スウィフトを悪用、セリーヌ・ディオンも被害
大接戦だ。一時は「確トラ(確実にトランプ勝利)」と言われた11月の米大統領選で、民主党候補のハリス副大統領(59)が巻き返している。
米メディアが全米の有権者を対象に実施した最新の世論調査(8月9~13日)で、共和党のトランプ前大統領(78)の支持率45%に対し、ハリスが4ポイント差でリード。民主党としては、19日から開催している党大会で勢いづけたいところだが、そう簡単でもなさそうだ。上智大教授の前嶋和弘氏(現代米国政治)がこう言う。
「ハリス氏が『一歩リード』と言えますが、極めて弱いリードです。党大会の盛り上がりも重要とはいえ、この分断の時代にあって、ハリス氏支持に動く層があるのかどうか。一方、トランプ氏も支持層を固めるだけで、強い候補ではないし、むしろ弱い。昔も今も『ほぼトラ(ほぼトランプ勝利)』ですらないことは強調しておきたいと思います。最後は激戦州での戸別訪問、ドブ板戦略が勝負の分かれ目になるでしょう」
■「世界の歌姫」を悪用しやりたい放題
■関連記事
■関連キーワード
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(77)東條英機は戦陣訓をつゆとも意識せずに自決を図った
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (下)韓国で「国民」は、統合ではなく分断の言葉となった…深まる溝は埋まるのか
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(76)法規よりも東條陸相の示達が優先しようとした傲慢さ
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (中)再び懸念される日韓関係「冬の時代」の到来…カギを握るのは「トランプ関税」
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(75)東條英機の「戦陣訓」作成に協力したという徳富蘇峰、島崎藤村