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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

子なし政治家がアメリカをダメにする? 少子化が大統領選の争点になる背景

公開日: 更新日:

 日本や他の先進国と同様、アメリカも少子化が深刻です。そして今それがアメリカ大統領選の大きな争点になりつつあります。

 民主党カマラ・ハリス新大統領候補の擁立で、新たな局面を迎えた大統領選では、今ネガティブキャンペーンがエスカレートしています。中でも大きな注目を集めたのが、ハリス副大統領やゲイのブティジェッジ運輸長官を攻撃しようと発せられたトランプ共和党のヴァンス副大統領候補のこの言葉です。

「子なしで猫を飼っているようなみじめな政治家には、家族のための政治はできない」

 さらには、「子どもがいる親には、その分多く選挙権を与えるべき」。これらに対し激しい反発が起こると同時に、少子化の原因に関する論争にまで発展しています。

 共和党トランプ派は「アメリカ人は子どもが欲しくない。子育てより酒を飲んだりビヨンセのコンサートに行きたいという退廃的な考えからだ」とし、キリスト教に立脚したかつての家族の価値観を、取り戻さなければならないと主張しています。

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