トランプ&マスクが原発事故と原爆被害をネタに日本を侮辱…ダンマリ政府に「抗議すべき」と識者苦言
終戦から79年経った15日、岸田首相は政府主催の「全国戦没者追悼式」に出席。「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化を進め、『人間の尊厳』を中心に据えながら、世界が直面するさまざまな課題の解決に、全力で取り組む」と式辞を述べた。
総理大臣の式辞には当然、広島・長崎の原爆投下で亡くなった犠牲者への哀悼も込められている。「核廃絶がライフワーク」と自称しながら核抑止を平然と容認する岸田首相も許しがたいが、さらに看過できないのが、12日夜に行われたトランプ前米大統領と実業家のイーロン・マスク氏との対談で飛び出した発言だ。
対談はマスクが所有するX(旧ツイッター)上で行われた。福島の原発事故と原子力使用の安全性に話が及ぶと、トランプ氏は福島原発事故を念頭に「約3000年、農作業ができないと言われている」と指摘。「酷いもんだ」と続けるトランプ氏に対し、マスク氏は「実際、そんなに悪くない」「現地に飛んで、地元で取れた野菜が安全であることを示すためにテレビの前で食べたよ」と反論した。
すかさずトランプ氏が、「でも、後から具合良くなかったよね。それが心配だったのさ」と軽口を叩くと、マスクは「いや……」とモゴモゴ。トランプ氏は「ちょっと、からかっただけさ」とヘラヘラしていた。