石丸伸二氏インタビュー 迫る解散・総選挙「進次郎さんと野田さん、どちらを刺す方が意味があるか」
「出るとして、やることって選挙区を選ぶだけじゃないですか。まず足場をつくって、なんて考えていたら間に合わない。僕が取れる戦略は、知名度出たとこ勝負。話題性を最大の武器にする。政治再建につながる道を選択するという意味では、与野党を問わず、党首との一騎打ち。相手を下すことを目指す。それ自体が国民的関心事になればいい。そのために今、石丸伸二が存在していると思ってますし」
立憲をめぐっては先月、「次の代表の選挙区で出る。勝ったら僕を党首にしてください。乗っ取ります」と発言。一部議員から猛反発を食らった。
「言うだけタダじゃないですか。向こうに何のコストも払わせていない。総裁選に比べて代表選に対する関心が薄いから、話題作りに使えばいいと思って真剣にトスを上げたつもりなんですけど、マジギレする立民議員とかもいて、ちょっと引きますよね。政治家としては正直すぎて心配。それで国政を担うとかマジか? って。党を盛り上げよう、国に貢献しようというのなら、どんなものもエネルギーに変えて利用すべきなんですよ」
寄付を原資とする政治資金が2億円ほどあり、財界人の支援もある。石丸新党の立ち上げを警戒される一方、東西対立が深まる日本維新の会への接近も注視されている。創設者の橋下徹元大阪市長(55)から秋波を送られ、対談した共同代表の吉村洋文府知事(49)と意気投合。距離を詰めているように見える。