シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(37)もし本土決戦になっていたら隣組はどうしたのだろう

入営した兵士は、いくつかのパターンがある。もっとも兵士としての循環は、故郷をまさに歓呼の声に送られて入営すると、「天皇の軍隊」としての奉仕を徹底的に叩き込まれる。上等兵への奉仕もそのひとつであり、暴力の制裁もまたそうした論理で正当化される。やがて日中戦争の戦場へ。戦死すれば白木…
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