10人から1億円詐取…慶応卒の元外資系保険会社社員がついていた真っ赤なウソ
宮山はマッチングアプリのプロフィルに<幼稚舎から慶応><UCLAでMBAを取得して、米国の金融機関に勤めていた>と虚偽の経歴を並べ、「祖父は不動産会社の社長で、国内外に不動産を所有している。結婚後は家を建ててくれることになっている」などと口から出まかせを言って複数の女性と同時に付き合い、結婚をほのめかして多額の現金を引っ張っていた。
「マッチングアプリのほか、仕事で知り合った取引先の相手からも、投資名目で現金を詐取していた。会社の内部調査で次々と被害が明らかになった。資産のありそうな女性を見つけては、片っ端から口説き落としていたようです。被害女性10人のうち3人は医師です」(捜査事情通)
宮山は保険会社をクビになった後も、隅田川やスカイツリーを一望できる高級タワーマンションに住んでいた。分譲価格は約70平方メートルの2LDKタイプで2億円強の“億ション”だ。
タワマン住まいと大手外資系保険会社勤務の肩書は「ホンモノ」だっただけに、女性たちもコロッとだまされてしまったのだろう。