負けても王者…「疑惑の亀田」が日本ボクシングを滅ぼす
■ジャッジもドタバタ
先月19日に韓国で行われたWBA世界バンタム級王者の長男興毅(27)の防衛戦も、噴飯ものだった。興毅は挑戦者相手に防戦一方、ダウンを奪われながらも判定勝ち。試合を中継していたTBSには、抗議の電話が鳴りやまなかった。今回、もし大毅がタイトルを失っていたら、それこそ「亀田離れ」は加速したはずだ。
しかし、亀田を守れば守るほど、肝心のボクシングは衰退する。おかしな判定や、この日のような朝令暮改が続けば世間はしらける一方だ。
しかも、この日はジャッジのミスも発覚した。ジャッジペーパーの大毅とソリスの欄が、逆になっていたという。もし、誰も気付かずに発表していたら判定は逆の結果、つまり大毅が勝っていたかもしれないのだ。こうなると、亀田兄弟の判定全てが疑わしくなってくる。
無言で会場を後にした大毅。ボクシング界の将来を思うなら、自ら王座を返上するべきだ。
▽IBF、WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦
リボリオ・ソリス(ベネズエラ)53.2キロ 判定 亀田大毅(亀田)52.1キロ
(王座はWBAが空位、IBFは亀田大が保持)