呉昇桓に至れり尽くせり…巨人が笑う“阪神の土下座外交”

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「(移籍は)不安より期待が大きい。(阪神ファンは熱狂的だが)韓国のロッテファン以上と聞いた。本来の姿を見せられれば応援も倍になるだろうし、好結果を出せなければ(批判を)受け入れる他ない。大阪は何度か行ったことがあるが、飲食店に韓国語のメニューも多く、生活に不便はなさそうだ」

 4日午後、ソウル市内のホテルで阪神の契約書にサインした呉昇桓(オスンファン)(31)は意気込みを語った。

 阪神は日本では未知数の投手と2年総額9億円で契約(サムスンへの移籍金5000万円含む)。背番号は藤川球児(現カブス)のつけていた「22」を与える「歓待」ぶりだ。

 阪神は呉を取るため先発で計算できるスタンリッジを放出。わざわざ外国人枠をあけて三顧の礼で迎えた。

■高額年俸、自宅、韓国料理、韓国語……

 その呉には、阪神に入団した助っ人が住む六甲アイランド(神戸)のマンションではなく、本人が大いに気に入っている大阪にマンションを借りるという。2月の沖縄キャンプでは韓国料理を用意。呉とのコミュニケーションを重視する和田監督は、呉昇桓がチームに慣れるため、ナインやコーチに韓国語を勉強させる意向も述べた。

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