高梨沙羅のW杯連勝ストップ 裏にロシアの“いやがらせ”説
ソチの「雪質」も高梨を苦しめる。同地は地中海沿岸にあるロシア有数の避寒地。冬場の平均気温が10度前後もある。そんな「高温」を理由に、ロシアはジャンプ台の雪に水分を加算。意図的に重みのある雪質にしたうえで、滑降スピードが出にくいジャンプ台をつくり上げる計画もあるという。こうなると、助走スピードを出したい高梨にとってはやはり不利だ。
「ロシアはソチのジャンプ台形状や雪質を考慮したうえで、選手に徹底した練習をさせている。だから、今回は昨季女子ジャンプ総合41位(高梨は総合優勝)だったロシアのアバクモワ(22)がひとりだけ2度とも100メートルを超えて優勝できたのです。これまで無敵の強さを誇っていた沙羅でも、ソチでは苦戦を強いられる。表彰台を逃すこともあるかもしれません」(前出の関係者)
ロシアが国家の威信をかけて臨むソチ五輪。「高梨潰し」は着々と進んでいる。