マー君争奪戦 「本命」マリナーズはいきなり脱落の可能性も
マリナーズの本拠地・セーフコフィールドは比較的広く、投手に有利といわれるが、「今季も抑えを固定できそうになく、リリーフ陣は不安。打線もカノが加入したが、昨季23本塁打、80打点の活躍をしたモラレスが移籍する可能性もあり、得点力はリーグ平均以下にとどまりそう。上位進出は難しいと見ている。マリナーズは先発投手にとって、好ましくないチームといえます」(前出の友成氏)。
マリナーズには楽天時代の先輩である岩隈がいる。彼との人間関係が田中入団にブレーキをかけるとの指摘もある。
「田中は岩隈の力を認めているものの、楽天時代には仲良く一緒に食事をすることはほとんどなく、深い付き合いはなかった。むしろ、故障がちでローテを飛ばした岩隈の尻拭いをさせられたこともあったくらい。『岩隈さんと一緒にやりたい!』という強い気持ちはないだろうから、マリナーズにとって岩隈の存在がむしろ足かせになるかもしれません」(仙台の球界関係者)
マリナーズは「本命」どころか、争奪戦からいきなり脱落する可能性まであるというのだ。