JOCが頭抱える ソチエース高梨沙羅の「スポンサー問題」

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 露出度の高さが裏目に出ている。

 スキー女子ジャンプの高梨沙羅(17)は、12日のW杯札幌大会で通算15勝をマーク。W杯連続表彰台記録も13回とし、日本最多となった。五輪での「金メダル取り」に、ファンの期待は膨らむばかりだが、その陰でJOC(日本オリンピック委員会)関係者が、ある問題で頭を抱えているという。

 現時点で高梨は、製菓、寝具メーカーなど複数の企業とスポンサー契約を結んでいる。この中には、日本選手団をサポートしているJOCの公式スポンサーのライバル会社もあるからだ。こういうケースは珍しいことではないのだが、JOCにとって頭痛の種なのが、高梨の個人スポンサーに対する気遣いだ。ある広告代理店関係者がこう語る。

「2016年までの契約をしているゴールドパートナー(GP)は7社。選手の肖像権を使用しないオフィシャルパートナー(OP)は22社ある。これらの企業が4年間に払う契約金(12年まではGP1社6億円、OP1社2億2000万円)こそが、JOCの主財源で、最大のお客さまなのです。高梨は、マスコミの前ではJOCのスポンサー名が入っているウエアを脱いで、個人で契約しているスポンサー名の入ったウエアで取材に応じることもある。JOCは、大会などの公式な場でない限りそれを規制できない。ソチ五輪代表の中で最もテレビの露出度が高い選手だけにJOCは困っている」
 
 ソチで金メダルを取ったら大変だ。

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