オファー出揃い直前 マー君移籍の決め手は金銭かそれ以外か
田中将大(25)の移籍先に関して、「4球団に絞った」「ヤンキース有力」と日米両メディアがかまびすしい。
しかし、その動向に詳しい仙台のさる放送関係者によれば、「これまではメジャーの各球団が田中の代理人にアプローチする段階。田中サイドの希望と、それに対して各球団がどう応えていくかをすり合わせてきた。各球団は一両日中にも例えば5年100億円といった最終的なオファーを出し、週末にも結論が出ると聞いている」そうだ。
■金銭ならDバックスとカブス
現時点で有力視されているのはヤンキース。薬物使用で今季出場停止処分を受けたA・ロドリゲス(38)の年俸26億円の支払い義務がなくなることも追い風になるといわれる。だが、前出の関係者はこう言う。
「カネだけでいえばカブスとダイヤモンドバックスの2球団が抜けているといいます。カブスは編成部門の責任者であるエプスタインが、かねて田中獲得に積極的でした。エプスタインはレッドソックスGM時代に総額100億円を投じて松坂を獲得した実績の持ち主です。Dバックスは、わざわざ球団幹部を日本に派遣して田中を口説こうとしたくらい。昨季14勝の左腕・コービン(24)と並ぶエース格として期待、早い時期から田中獲得の資金を貯め込んでいたというのです。両球団とも資金力には絶対の自信を持っている」