裏ガネ疑惑に目をつむる相撲協会とマスコミの“魂胆”
それはなぜ撮影、投稿されたのか?
22日に動画サイト「YouTube」に投稿された、日本相撲協会の裏ガネ授受映像。相撲協会顧問兼危機管理委員で、北の湖理事長(60=元横綱)の右腕といわれるX氏が、協会とライセンス契約を結んだパチンコメーカーとの契約に関する裏ガネを受け取る様子が赤裸々に映されている。
新公益法人制度への移行の認可を待っている相撲協会にしてみれば青天のへきれき。てっきり対応に追われていると思われたが……。
日刊ゲンダイ本紙の取材に広報部職員がこう答えた。
「動画についての見解ですか? すみません、それは何とも……。今は本場所中なので、そうした話はしていませんので。今後話し合う予定? さあ、それは……。少なくとも、こちらから何か発表する予定はありません。もし、何か決まればアナウンスはします。今は協会一丸となって本場所を盛り上げていこうというので……。本場所が終わったら話すか? いや、それもまだ何とも言えません。今は本場所中なので……」
相撲協会は税金を優遇されている公益法人。社会に対する責任も大きく、新制度への認可が取り消しになってもおかしくない不祥事だ。場所うんぬんに関係なく、即座に対応するべきじゃないのか。