綱とり絶望の稀勢の里を揶揄する相撲担当記者の“定番ジョーク”
ここまで弱いと、もう笑うしかない。大相撲初場所5日目、綱とりに挑む大関稀勢の里(27)が、これまで2勝0敗だった碧山にまさかの黒星。これで3勝2敗となり、5連勝の横綱白鵬とは序盤に2差もつけられた。2度目の綱とりは絶望的だ。
立ち合いでは最初、碧山がつっかけ、仕切り直しの2度目は呼吸が合わず、稀勢の里が「待った」をかけた。3度目でようやくぶつかったものの、195キロの碧山に跳ね飛ばされ、そのままあっけなく押し出された。
これには解説の北の富士(元横綱)も、「(立ち合いで)迷っちゃいかん。中途半端な気持ちで立っているんですよ」と、吐き捨てたほど。
碧山は支度部屋でこう話した。
「自分の相撲しか考えていなかった。(2度目の立ち合いで)相手が蹲踞(そんきょ)しないで睨んできた? 全然緊張しなかったよ。顔を見てどうするの」
■2敗目喫して網とり絶望
稀勢の里は初めて横綱昇進を狙った昨年名古屋場所でも序盤に2敗。なぜ、ここまで弱いのか。