3勝でデ杯初8強 “歴史の扉”あけた錦織圭に高まる期待
またひとつ歴史の扉をあけた。
世界のトップ16が争うテニスの国別対抗戦デビスカップ・ワールドグループ1回戦(東京・有明)の日本対カナダ戦。3日間でシングルス4試合とダブルス1試合を戦い、先に3勝したチームが勝利する。
日本が2勝1敗で迎えた最終日は、シングルス2試合が行われ、第1試合では世界ランク18位の錦織圭(24)が、同119位のフランク・ダンチェビッチと対戦。第1セットは6―2とし、第2セットも1―0とリードしたところで相手が腹筋痛で途中棄権。日本は81年に現在の形になったワールドグループで初めてベスト8に駒を進めた。
12年全豪オープンで日本男子としては80年ぶりに4大大会8強入りを果たした日本のエースは、2日間でシングルス2試合、ダブルス1試合で3勝と大活躍。「3試合やっても体力的に問題なかった。3勝できるのは気持ちがいい」と言って笑った。
注目の準々決勝は4月4~6日。3連覇を目指すチェコと日本で対戦する。さらに分厚く重い扉を開けることができるか。