7時から投げ込み…マー君を待ち受ける“超朝型”メジャーキャンプ
「A・ロッド」ことアレックス・ロドリゲス内野手(38)がヤンキースに移籍して1年目、04年のフロリダキャンプでのことだ。
A・ロッドはそれまで遊撃手として2回、ゴールドグラブ賞を受賞。守備にも定評があったとはいえ、ヤンキースの遊撃にはジーター(39)がいた。そのため三塁にコンバートされると連日、志願の特守をやった。
全体練習が始まる前の早朝7時から、三塁の守備位置でコーチのノックを受けた。7時から始めるためには、ノックをする方も受ける方もその前に準備を整えておかなければならない。当時28歳だったA・ロッドはともかく、毎朝6時に球場入りしてノックをするコーチが音を上げ、体調を崩した。
メジャーのキャンプは朝が早い。大半の球団は午前9時から9時半に全体練習が始まり、正午か午後1時には終了する。その代わり、練習開始と同時に全力で投げたり、ガンガン打ち込んだりする。
■現在は8時から自主トレ中も…
かつてマリナーズでプレーした城島は朝8時開始の捕手のスローイング練習に「これじゃ、体がビックリしますよ」と仰天したほど。全体練習が始まるまでには、個人練習も含めて全力でプレーできる状態にしておかなければならない。