シンクロでも暴行疑惑? 新体制発表前の奇妙なタイミング
シンクロ日本代表で、コーチによる選手への暴行疑惑が浮上した。16日、日本水泳連盟の泉専務理事が明らかにした。
昨年10月の合宿中に、「暴力事件があったようなので調査して欲しい」との投書があったという。
内部調査の結果、当事者とされるコーチと選手は共に「そういう事実はない」と否定。それでも、水連は第三者による調査が必要と判断した。疑わしき行為があったということだろう。
シンクロの日本代表は首脳陣の体制が決まっておらず、代表合宿には選手の所属クラブからの支援コーチを含む5人の指導者が参加していた。ちょうどこの日、今年9月に開幕する韓国・仁川アジア大会に向けた新体制が発表される予定だったが、延期になった。
「つい先日、元日本代表井村監督のコーチ復帰が取り沙汰されたばかり。井村さんはロス五輪から6大会連続で日本のメダル獲得に貢献した大功労者。アテネを最後に勇退し、中国代表を率いて、北京五輪では同国初のメダルをもたらした。ライバル国の指導者に転身した、実力も影響力もある井村さんの出戻りには賛否両論がある。その井村さんの復帰報道が出た矢先に、今回の暴力騒動です。投書はシンクロ関係者からのもの。シンクロ内部がドタバタしているのは間違いありません」(スポーツライター)
水面下で戦っているのは選手だけではないということか。