手持ち無沙汰で素振り50回…ヤ軍松井臨時コーチの“困惑”
■「イチローさんには敬語」
現役時代から微妙だったイチロー(40)との距離感は、相変わらずだった。イチローより1学年下にもかかわらず、臨時コーチのため、言葉遣いに気を使わざるを得なかったようだ。
「イチローさんから『敬語を使わなくちゃいけないな』と言われました。ただ、実質、ボクの方が敬語使ってましたけど。ボクはもう選手じゃないのですが、多少不思議な感じがしましたね」と本人は苦笑。臨時コーチとしての役割に関しては「やっぱり今は野球選手とは違うし、あくまでも応援する立場ですから。僕自身はコーチという感覚は持っていない。単なるお手伝いに来たという感じなんで」と話した。
イチローにも、かなりの違和感があったようで、こう語っていた。
「いろんな人がい過ぎ。松井コーチもいてね。もう日本人祭りみたいになっている(笑い)。なかなか、ちょっとキショい(気色悪い)感じですね。松井コーチ? めっちゃ違和感があった。今年はコーチって言わないといけないし。違和感にもほどがある。まあでも、面白いですけどね。『松井コーチ』って呼んじゃいましたよ。(大声で)コーチ! って感じで(笑い)。ボール投げる時に『ゴメン!』っていうのもダメなのかなと」
こんなギクシャクが続くようでは、イチローやマー君の調整に影響を及ぼす可能性もある。窮屈な松井も気の毒だが……。